リリパット王国舞踏会


1964, 16 ミリ, モノクロ, 12分, サウンド

English


  「風倉匠の主演によるシュールなコメディ。作品は大変短いシーンや章によって、区分されそれぞれA,B,Cがランダムにつけられたタイトルがある。群衆の中でびっこをひいたり、階段を駆け上がったり、全くの裸であったり、小便をしたりするのを見る。非連続的なハプニングやイベントの アンソロジーである。」 (T.I.)


「『リリパット王国舞踏会』(1964, 66年)は、<構造映画>により関連している。裸の男のイメージが静止画面やジェスチャーによる短い発言などによって、章となって現れる。各章の冒頭にタイトルがつけられ、ちょうど具体詩が必ずしも意味によってではなく、音によっていっしょになった言葉から成り立つように、この映画のイメージも、必ずしも意味によってではなく、その見方によっていっしょになっている。多分、一般に言われている。<具体・構造映画>という呼び方がより正確であろう。」
ステファン・ドーンスキン, "Film Is ", 1975, ニューヨーク

  「これは、世界で作られた最初の<コンセプチュアル> フィルムのひとつだろう。ゆっくりとしているが、東京ではほとんど知られず、遠く離れた九州で、強烈な存在感を放っている、日本のアンダーグランドのミステリアスな人物、風倉の日常的動作をはっきりと示している」
ナム・ジュン・パイク, 1987